


その推移を見てみると、高卒就職率は、1960年代後半までは、ずっと上昇を見せていました。
しかしその後、高卒就職率は、だんだんと低下していって、どんどん減少していきました。
地域により高卒就職率の状況はかなり違っていて、それは、やはり地域の格差を証明しています。
しかしこれは、1970年前後までであって、その後は、大学進学率が上昇して、高卒就職率は、漸減していきます。
高卒就職率は、平成2 年をピークにして、その後は年々減少の一途をたどっています。
そして、高卒就職では、卒業者に占める就職者の割合も毎年低下を続けていて、それはかなり深刻化しています。
昭和40 年には高卒就職率は、60%を超えていたのですが、平成13 年にはそれが、18.4%と2 割を下回るまでになってしまいました。
そして、高卒就職では、新卒者の進路状況に関して、地域によって大きな違いがあるのが特徴です。
都道府県別の高卒就職率を見ると、 10%超える高い水準の県が多くある中、まだ5%を下回る水準を維持している県もたくさんあります。
高卒就職率は最近では、あまり芳しくありませんが、そんな中、3 年以内で約半数の者が離職している現実があります。
求人職種としては、高卒就職では、技能工に偏っている傾向にあり、技能工が、4 割以上を占めています。
最近では高卒就職率より、離職率の方が高い水準で推移していて、就職後1 年以内に約4 人に1 人が離職している現状にあります。
高校新卒者に対する高卒就職率は、平成13 年現在で67.8%となっていて、それまで最低だった平成11 年の記録を大幅に下回りました。
高校新卒者の高卒就職の求人数が減少して, 平成13年には、初めて求人倍率が1 倍を下回りました。
ホワイトカラー分野での高卒就職の求人数の減少は、IT 化の進展による補助的業務の減少、業務の効率化によるものとされています。
中卒から高卒へと、就職の主力が移行していくと、それに比例して、1960年代は中卒就職率が減少する中、高卒就職率は上昇していったのです。

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